どうにも止まらない

今週のお題「好きなおやつ」

 

 メタボで栄養指導を迫られている身には、「おやつ」は禁句なのかも
しれないが、甘いものは「こころの栄養」と言ってはばからない妻に、
負けず劣らず甘い物好きなので、2人して「おやつ」するのが日常で、
どうにも止まらない。

 おやつとして特に決まったものがあるわけではないが、昨日は富山の
「鹿の子餅」を食べた。羽二重餅とも違う柔らかな餅と甘い金時豆
上品な甘さは、お茶菓子にいいと思った。
 その後で、さらにエッグタルトとバスクチーズケーキを2人で分けて
本日の「おやつ」は終了になった。


 いつも和菓子と決めている訳ではないが、どちらかと言えば洋菓子
より和菓子が好きで、御座候、大福、どら焼、最中、羊羹、団子、饅頭
といったところが、定番だろうか。洋菓子ならば、シュークリームか。

 こうしてみると、コストパフォーマンスがよく、昔から食べつけて
いるものが多い。また、和菓子は季節毎の趣もあるのがいい。

 

 御座候は、全国にたくさん店があって、焼いているところを見ながら
順番を待って、暖かいのを買って帰るのも楽しい。これからの季節、
寒くなると、これを懐に暖房代わりにして、家路に着くのも、いいものだ。

 大福は、苺大福とか八朔大福とかニューフェースもあるが、昔ながらの
豆大福が一番で、原宿の瑞穂、虎ノ門の岡埜栄泉などいくつもの名店が
ある。皆それぞれにご贔屓があるようだ。

 どら焼きは、上野のうさぎや、池袋のすずめやが気に入っているが、
普段のおやつの時は、それほどこだわっていない。
 羊羹は、練り羊羹、蒸し羊羹、水羊羹などいろいろだが、今の季節なら
栗蒸し羊羹だろうか。ちょっと変わったところでは、下諏訪の新鶴の
塩羊羹もいい。昔は、これを肴に日本酒を飲んだりした。

 饅頭は、岡山の大手饅頭が好きで、昔は出張するとよく買って帰った。
酒饅頭は大手でなくても、地元の和菓子屋さんが作るようなものが、結構
おいしいと思う。昔、秋田で買った酒饅頭はとてもおいしかった。

 シュークリームは、生クリームより昔ながらの卵黄のクリームがよく、
最近はもっぱらコンビニが多い。

 

 お菓子のことを書いていると止まらなくなるので、この辺でやめたいが、
残念なのは、昔からあった近所の和菓子屋さんが、店を閉じてしまうこと
が多いことで、赤飯とか餅菓子のように日常的に食べるものを扱う店は、
いつまでも無くなってほしくないものだと思う。