チョコレートの魅力

今週のお題「チョコレート」

 

 子供の頃は、チョコレートと言えば濃い茶色の包装紙の
中に、アルミで包まれた板チョコが一般的だった。
 お菓子の中では高価だったのか、子供は食べ過ぎると鼻血
が出ると言われて、少しだけしか食べさせてもらえなかった。

 その後、明治からマーブルチョコが発売されて、遠足の
お菓子に買ってもらうようになった。
 マーブルチョコのコマーシャルを知っている人は、かなり
の年配だと思うが、チョコレートそのものより、チョコを
食べた後に残された筒形の容器の蓋を抜く時に、ポンと音が
するのがコマーシャルで流れて、子供に受けたのだと思う。
 今もある定番商品だが、コマーシャルは流れてないので、
知らない人には受けないかもしれない。


 チョコレートの味がどうこうというより、アーモンドチョコ
とかビスケットと組み合わせた「きのこの山」のような菓子
として、チョコレート味のものが、定着して現在に至っている
と思うが、一方で、チョコレートの原料であるカカオ豆の味を
追求するビーン・ツー・バーといったものが、最近の流行でも
あるようだ。

 私自身は、それほどチョコレートが好きではないので、食べ
はするが、違いを味わうというほどではない。
 そのため、高級なチョコレートをもらっても、それほど喜ぶ
ということはないし、バレンタインデーで義理チョコを貰うと
家人にあげて自分では食べないということも多かった。
 それを知っている家人は、バレンタインもチョコレートで
なく、銀座木村屋の桜あんぱんを贈ってくれていた。


 チョコレートがそれほど好きではないと言ったが、最近は
ポリフェノールが含まれているので、1日1かけらは食べた方
がいいという人もいて、たまに買ってきたりする。

 昔は、ノイハウスというメーカーのチョコが気に入っていて、
デパートで買ってきたりしたのだが、日本から撤退してしまい
長い間手に入らなくなった。
 ヨーロッパへ旅行した時に空港の売店で探してみても、売っ
ていなかったのだが、オンラインショップができたのを最近知
ったので、買ってみようと思う。

 今は、チョコレートの専門店が沢山できていて、探せば気に
入った店もあるのではないかとも思うが、そこまでの情熱は
ないので、店との出会いを求めることにしている。

 
 最近は行ってないが、昔近所に住んでいた「アントワーヌ・
カレーム」という洋菓子屋さんのオランジェットはおいしいと
思った。
 ここのオランジェットを食べたのを契機に、いろいろな店の
オランジェットを試しに買うようになった。
 最近は、お取り寄せもできるようなので、興味がある方は
試してみてはいかがかと。
 もっとも、最近の味は確認していないので、保証はできない
が、家庭画報で紹介されている位なので、間違いないのでは
なかろうか。
 

 こうしてみると、チョコレートはあんまり好きではない割に
海外旅行に行っても必ず買っているし、自分でも一口二口食べ
ているのに気が付いた。
 スナックで、ポッキーをつまみに水割りを飲むように、ウイ
スキーとかワインにも合うチョコレートは、甘党・辛党を問わ
ず人を引き付ける魅力があるようだ。