あったか~い衣・食・住

今週のお題「あったか~い」

 

 自分では、それほど寒がりではないと思っていたが
歳を取ると寒さが堪えるようになってきた。
 寒さは、手足など末梢血管から強く感じるので、靴
下、手袋、耳当てをすると、暖かくなる。
 さらに、マフラーをすれば風にも強くなるので、冬
にはこういったものが欠かせない。
 昔は、コートも綿のコートだったが、やがて裏付き
や毛のオーバーになった。
 昔は高かったダウンやカシミアが、企業努力のせい
か安くなってきたため、私も軽くて暖かいユニクロ
ダウンを常用している。これで、あったか~い。


 暖かい食べ物というと、鍋だろうか。
 一番シンプルなのは、湯豆腐。少し手が込んでくる
と、そこに肉や魚を加えて、野菜を追加した寄せ鍋も
いい。
 今は、鍋つゆがいろいろ売り出されていて、材料を
刻んで出し入りのつゆを加えれば、簡単にできる。
 また、おでんも練り物のセットを買って、つゆに加
えれば簡単だ。
 我が家では、冬になると鍋の出番が増えるが、食べ
た後に、ホカホカになる。
 懐があったかい時は、すき焼きやお取り寄せのキリ
タンポ鍋も出てくるが、予算に合わせて色々のあった
かい味が味わえるのがいい。


 寒風の吹く戸外から建物の中に入ると、ホッとする。
それでも、冷え切った室内はエアコンやストーブを入
れても温まるのに時間がかかる。
 お湯を沸かし、お茶を入れて一息つくと部屋も温ま
ってきて、あったかいと感じられる。
 家族がいれば、帰ってもあったかい場所に、直ぐあ
りつけるのだが、単身赴任をしていた時は、せつなか
った思いがある。
 暖房も、ストーブは暖かいが寝過ごすのが心配だし、
エアコンは上の方が暖かいものの足元が寒い。
 床暖房でもあればいいが、当時はそんなものはなか
った。
 帰って寝るだけに近い家で、あったかいと感じたの
は、寝る前に布団乾燥機をセットしておいた布団の中
だった。

 けれども、一番あったかいと感じたのは、子供や妻
との電話だった。離れていてもお互いを思う心がある
のは、いいものだ。