実質万年2軍のTシャツ

今週のお題「二軍のTシャツ」

 

 チームの戦いなら1軍、2軍があるかもしれないが、
Tシャツのようなものに1軍とか2軍とかあるのだろう
かと、このお題を見て思った。
 実際には、タンスの中にあるものは、全て1軍で、そ
の日の気分でどれを着るかが決まる。

 例えば、朝ウオーキングに行く時は、シンプルなもの
にしているのだが、この前までは貰い物の企業のロゴが
入ったTシャツを着ていたものの、こいつは暑い夏だと
汗を吸わない。
 それで、最近は昔ジムで着ていた吸湿速乾が売り文句
のに変えた。


 タンスをひっくり返して見ると、結構何枚もTシャツ
があるのがわかる。
 そういえば、こんなのもあったなというのが、何枚も
あり、それでいて、性懲りもなく、毎年新しいのを買っ
ている。
 忘れられた全てが、2軍としてタンス在庫になってい
るかというと、そうではない。
 Tシャツ自体が夏物の位置づけなので、衣替えをして
出てくるまでは、忘れ去られていても、出してみる時に、
まだ着れるとか、もうやめようかといったドラフト選考
が入るので、それに残っているものは、全て1軍扱いな
のだ。


 その日にどのTシャツを着るかは、気分次第なので、
今日はこれにしようとか、最近続けて着ていたので、別
のにしようとかいった程度で、それほど深く考えていな
いのだ。
 Tシャツだけだとデザインが勝つが、上に1枚羽織る
だけで、バリエーションが利くのもいい。

 また、Tシャツのいいところは、値段が安いのと、多
様なデザインがあるところだと思う。
 ユニクロのTシャツは、毎年、何枚か買っているのだ
が、惜しげがないのと、新しいデザインが次々と出て、
気に入ったものがあったりするのがいい。


 Tシャツは、プリントデザインが自分の気に入ると、
結構長く着る傾向があるのではないだろうか。
 また、定番商品はないので、同じようなものはあって
も、同じでないというのが気になるところだろう。

 昔、海外へ出張した時に、子供への土産は、アウトレ
ットのTシャツにしていた時があった。
 子供の服は、すぐ小さくなるし、汚してダメになるの
で、安価なTシャツは適当だと思っていたのだが、それ
でも、いつも安価なものでは可哀そうかなと思って、ニ
ューヨークのディズニーストアで、プーさんのTシャツ
を買って帰ったのだが、これが気に入られてヨレヨレに
なるまで、随分長いこと着ていた。


 正規品は、値段も高いのだが、材質とデザインがいい
ので、ファッションブランドでもTシャツはある。
 私自身は、ブランドものには興味がないのだが、デザ
インがいいものは欲しくなることがあり、川村記念美術
館へ行った時に、フランク・ステラのデザインをプリン
トしたTシャツを買ってしまった。
 
 これは気に入っているのだが、着る機会がないので、
1軍なのだが、実質万年2軍のTシャツになっている。
 本当は、Tシャツの上にジャケットでも羽織って、避
暑地で過ごしたいのだが、今のところは予定がない。
 早くコロナ禍が収束して欲しいと思っている。