キムチと椎茸昆布

今週のお題「ごはんのお供」

 

 ごはんのお供として、常用しているのはキムチである。元々キムチが子供の頃から
好きだったという訳ではない。ただ、かつては、年末になると、建替え前の渋谷東
プラザの地下にあるキムチ専門店で、大量に買い込むことはしていたが、常用して
いた訳ではない。
 キムチを常用しだしたのは、某県に単身赴任していた当時、定番メニューとして
いたのが、「キムチおよびゆで卵入りきつねうどん」だったからだ。

 単身赴任でも自分で料理をする人はいるのだろうが、私は平日は飲んで帰る事が
多いので、それほど作ることはしなかった。時間がない時に簡単にできるもの
ということで、茹でた麺とだし汁に煮た油揚げがついたうどんセットを買って
おいて、さらに卵はまとめて茹でて冷蔵しておき、それに加えた。
 きつねうどんなら、七味となるところだろうが、そこは代わりに発酵食品のキムチ
を加えていた。 簡単で、ある程度腹も満たせ、たんぱく質も取れるということで、
重宝していた。


 単身赴任から戻ってきて、うどんよりはごはんが主になったが、キムチだけは
引き続きご飯のおともとして食べるようになったという訳だ。我が家では、いつの間
にかキムチ納豆が、ごはんの定番の1つになっている。


 キムチ以外では、椎茸昆布も結構常用している、今はふじっ子の椎茸昆布が多い
のだが、椎茸昆布が好きになったのは、誠味という店の椎茸昆布を買うように
なってからだと思う。
 元々この店の売り物は松茸昆布なのだが、松茸昆布は高いので、椎茸昆布を
買って食べてみたところ、気に入って買うようになった。デパートに行って買うの
も手間だし、やや高級なので、今はふじっ子で間に合わせていることが多い。

 昆布は、関西に有名な店が多く、椎茸昆布ではなく、神宗の塩昆布も人気がある。
東京だと日本橋高島屋に店が出ているが、ここの塩昆布の徳用を昔はよく買った
ものだ。今でも早く行かないと売り切れてしまうが、関西や名古屋に出張した際は、
帰りがけに朝デパートに寄って並び、徳用塩昆布を買って帰ったことを思い出す。

 

 昆布は、北海道で品質のいいものが取れなくなって、昔より味が落ちたような
気もするが、歳をとって当方の味覚も落ちているので、そちらの方の影響が大きく、
それもふじっ子で満足している理由である。