洗車のあれこれ

今週のお題「最近洗ったもの」

 

 洗濯は毎日のようにしているが、私が洗っているわけ
ではないので、最近洗ったというと車になる。
 洗車には、並々ならぬ情熱をかける人もいるようだが、
私はそこまでの情熱はない。
 一方で、ガソリンスタンドの洗車機に並んでいる車を
横目にして、私は家で一人手洗いをする。

 昔は洗車をしてもらったこともあるのだが、ガソリン
スタンドを変えてからは、ほとんどやってない。
 今でも、ディーラーへ整備に出すと、洗車して返って
くるのだが、自分でやるよりずっとキレイになって返っ
てくるのがうれしい。

 にもかかわらず自分でするのは、節約になるのもある
が、手で洗うことで、車のキズや各部の動きを確認する
という意味合いがある。
 私は、ズボラなため、始業点検的なことをしないので、
洗車のために車を動かすことが役に立つのだ。


 最近は、時間に応じて洗車も手抜きをしているが、昔
はかなり手間をかけてやっていた。
 洗車はやってみると、意外に奥深いものがあるので、
情熱をかけている人の気持ちもなんとなくわかる。
 おそらく、車を持っていない人や洗車をしたことのな
い人には、わからないだろう。

 新車の時は、洗車をすることでピカピカになり、新車
ということで自慢気なところが、さらに高揚する。
 今はしないが、車体だけでなく、タイヤ周りも磨いて、
スプレーをかけて艶出ししたこともある。
 趣味が、自分の車の掃除と洗車という人がいるのも、
よくわかる。
 誰に見せるというのでもないが、自己満足度は十分だ。


 洗車は、まず水をかけるところから始まるのだが、夏
はホースで水をかけるのでいいものの、冬は水だけで洗
うと冷たいので、バケツにお湯を汲んで洗ったりする。
 基本は、水をかけることで、ホコリや汚れを洗い流す
ことなのだが、洗車用の洗剤を使ったこともある。
 
 洗車は、スポンジで洗う場合と洗車用のクロスで洗う
場合があり、最近は洗剤を使わないので、クロスを使う
ことが多い。
 それというのも、新車時、車体の表面コーティングを
奮発してから、水を流すだけで汚れが結構落ちるので、
クロスで拭く程度で十分に感じられるからだ。


 洗車をしただけで、水がきれるのを待っていては、汚
れが水に残ってしまうので、基本的に水を拭き取る必要
がある。
 水を拭き取るのも、吸水クロスを使ったり、ワイパー
のようなものを使ったりと色々な方法があるし、クロス
も合成繊維のようなものから鹿革(セーム革)、合成皮
革のようなものまで色々ある。
 
 セーム革は乾くと固くなるので、合成皮革や合成繊維
の方が扱いやすいのだが、昔から使っているため、触感
に馴染みがある。
 基本的に、フロントガラスと車体とは別のクロスを使
うことが多いのだが、それはガラスに撥水加工をかけて
いることが多いのと、極端な場合はガラスを拭くだけで
済ませてしまうことがあるからである。

 梅雨時は、ワイパーを使うことが多いが、雨が上がる
と拭き跡が残ってしまうので、ガラスだけでも拭きたく
なるという訳だ。


 簡単な洗車の時はしないが、本格的にする時は、洗車
ブラシを使って、タイヤとホイールを洗う。
 さらに、昔は洗車後にワックス掛けと拭き取りをした
ので、洗車に2時間位かけたこともあった。
 ワックスも天然ものがいいとか言い出すと、さらに洗
車沼にハマっていく。

 こうして苦労してやった洗車なのだが、大抵2、3日
もすると雨に降られて、お気の毒さまと言われてしまう
のだ。