作業部屋兼物置かな

今週のお題「わたしの部屋」

 

 コロナ禍で、在宅勤務が増加したため、自宅での
作業場所の確保に悩んでいる人も多いかと思う。
 また、場所があっても、良好なネットワークの確
保に苦労している人もいるのではないだろうか。

 私の場合、自分の部屋がもらえるようになったの
は、中学生の時に、親が家を建てた結果だった。
 就職して独身寮に入った時も、4畳半ながら自分
の部屋があったが、結婚して家族寮に入ってからは、
自分の部屋はなく、共有スペースに自分の机を置い
たりしていた。


 家族寮を出て、自分の家を持った時には、子供の
部屋は優先して確保するものの、それほど大きな家
は買えないので、私たち親の部屋は共有になった。
 もっとも、私が大半を占有していたので、妻は自
分の趣味の作業ができる場所がなく、不満のようだ
った。
 だが、そこは仕事優先ということで、無理やり私
が大きなスペースを確保した。

 ということで、わたしの部屋といっても、基本は
作業部屋兼物置のようになっている。
 妻からは、いつも散らかっていて、自分のピアノ
も満足に弾けないと、いつも言われているのだが。


 この部屋の最大の特徴は、外からインターネット
光回線を引き込んでいることにある。
 今では珍しくないが、2007年から光回線を引
いて、電話もIP電話にしている。
 以前はケーブルTVの回線によるインターネットだ
ったのだが、価格は高いものの高速であり、電話料
金も安くなるため、こちらに移行した。

 そのメリットを生かすため、この部屋にあるPCは
有線でネット接続し、同時に電話も接続されている。
 また、有線接続だけでは不便なので、この部屋の
電話は親機で、他に無線子機が2台あり、リビング
などに置いてある。
 インターネットも、無線LANの親機がこの部屋に
あって、家中とつないでいる。
 ネットワークが落ちると外部と通信できなくなる
ため、UPSによる一時的なバックアップ電源も確保
している。

 他にも玄関のインターフォンの子機があり、誰か
が訪ねてきても、出られるようにしてある。


 5畳ほどの部屋だが、机とPC、ネットワーク機器、
電話機兼FAXなど機械的なものが多い上に、本棚、
ピアノ、工具や材料を入れるキャビネットなど物が
多すぎて、少し整理して捨てないといけない状況に
ある。

 本当は、ペーパーレス化して、仕事などの文書は
スキャナーに取り込んでしまおうとしたのだが、少
しやっただけで、挫折している。
 理由は、読み込ませる以前に、捨てるべきものが
多いということがわかったためで、それでも、写真
のアルバムなどは、外部の業者に出してデジタル化
したりしている。


 かつては、外に部屋を確保しようかとも考えたが、
今はそれだけの意欲がなく、経済力もないので、半
分諦めている。
 ただ、相続のような大きな条件変更があれば、わ
たしの部屋が外に飛び出していくかもしれないとも
思っている。