今思ってみると

今週のお題「感謝したいこと」

 

 今思ってみると、感謝したいことは、沢山ある。小さい頃から社会人になる
まで、色々な人に助けてもらったと思う。自助、共助、公助というが、自助だけ
で今の自分があると思ったら、とんでもない思い上がりだと思う。

 一方で、助けを得られないで、命を絶ったり生活に苦しんでいる人もいるので
自分は恵まれているという気にもなる。それを運というのかはわからないが、
いい友人に巡り合ったり、機会に巡り合ったりすることで、ここまで何とか生き
てこれたのかもしれない。


 小さい時は、親に感謝することはそれほど意識していないかもしれないが、
自分が子供を持つようになると、改めて親の愛情に感謝すると共に、親の期待
を裏切って来たような自分に、自責の念もある。
 幼児の虐待という話を聞くと、何でそこまでしないといけないのかと思うし、
反面、自分も親のいう事を聞かないで、好き勝手にやったり、友達をいじめて
親に迷惑をかけたことを思い出し、その時許してくれた親の姿を思い出して、
あらためて感謝したい気持ちになる。


 学校生活にはいい思い出も、苦い思い出もあるが、それぞれで友人や先生に
感謝したいことがある。楽しい思い出を作ってもらったことや励ましてもらった
こと、自分が過ちをした時に許してもらったことなど、その時は意識していな
かったが、今にして思うと感謝したい気持ちが多くある。
 学生時代の友人は、商売抜きなので、ある意味フランクに話し合えるが、特に
悪さを共有した話は盛り上がることが多い。そういった時間を共有でき、今に
なって話のタネにできることは、よかったのかもしれない。


 社会人になっても、同じで、指導してくれた先輩や協力して仕事をした仲間が
いればこそ、少しでも戦力になろうと努力した自分があったと思う。ここまで
何とかやってこれたのも、助けてくれた仲間や上司がいたからではないかと思う
ので、感謝に堪えない。
 出世欲がないので、いいポストへの打診を受けた時も断ったことがある。相手
は何でこんないい話を断るのかという感じだったが、自分としてやりがいのある
仕事の方が、ポストより魅力があった。ポストを推薦してくれたと思う人には
申し訳ないと思ったが、心遣いをしてくれたことに感謝するしかなかった。


 仕事と上司は、巡り合わせのようなものがあって、いい仕事に出会う時もあれば
つらい仕事をしなければならない時もある。上司も、自分と肌が合う人もいれば、
合わない人もいて、楽しくやるか我慢するかはあるが、勤め人の修行と思えば
割り切れる。
 どうしても耐えられなければ、転職すればいいということで、資格も取って
いたが、そこまで至ることはなかった。逆に考えると、そういう環境があればこそ
自分を追い込んで勉強できたのではないかと思うと、感謝してもいい気がする。


 家庭においては、妻が時にやさしく、時に厳しくしてくれたおかげで、破綻
しないでこれているのだと思う。趣味や考え方が違うことはあっても、お互いを
尊重し愛し合うことができることは、何にも代えがたいと思う。
 昔から、愛と健康があれば多くはいらないと思っているので、そういう生活
が送れているのは、感謝するしかないと思う。


 政治や社会に文句を言いたいことがあって、独り言のようにブログを書いている
ような面もあるが、「物言わぬは腹ふくるるわざなり」といった言葉にあるように
ブログで述べる機会があるというのも、感謝すべきことだと思う。