主食はパン

今週のお題「朝ごはん」

 

 先週は今週のお題を書こうと思いつつタイミングを逃して
しまった。今週こそはと思いながら、今日になってしまった。
 どうも梅雨空同様に、気が入らない。

 それはさておき、我が家の朝ごはん、主食はパン。それに、
コーヒーとサラダ、ハムか卵などのたんぱく質というのが定番。
 私自身は、パンでも米でもどちらでもいいのだが、妻は朝
ごはんは、パンがいいというので、そうなっている。
 但し、前日の夕ごはんがカレーだったりすると、カレーライス
になることもある。
 また、パンを買い忘れた時は、米を炊くと時間がかかるの
で、ホットケーキになったりすることもある。

 自宅での朝ごはんは、そんな調子だが、旅行でホテルや
旅館などに泊まると、豪華な朝食に出会うことが多い。
 出張で行くのはビジネスホテルだが、最近ではバイキング
形式のところが多い。パンを選ぶか米飯を選ぶかは、おかず
次第ということになる。
 観光で行くと、食べ過ぎて仕事にならないということがな
いので、目いっぱい食べてしまうのは、生来食い意地が張って
いるせいだと思う。
 多くの旅館やホテルが、夕食だけでなく朝食も売りにして
いるため、バイキング形式で盛りだくさんのおかずが用意され
ている。

 海外に行くと和食の朝食は少ないので、和食があれば
和食を選ぶこともあるが、値段はすこぶる高いと思う。
 特に和食にこだわりはないので、洋食でいいのだが、いい
ホテルの朝食は、焼き立てのパン、クロワッサンやペストリー
が出てくるのが嬉しい。
 子供の頃は、家の近所のパン屋さんに、朝焼き立てのパン
を買いに行くのが楽しみだった。
 焼き立てのパンの香りは食欲をそそる。今でも、パン屋に
行くのは好きだし、近所においしいパン屋があれば、多少遠く
ても出かけていく。

 普段の朝ごはんのパンは、普通の食パンが多いのだが、
たまに贅沢をしようという時は、「にしかわ」の食パンを買って、
ボンレスハムや卵のサンドイッチを作って食べる。
 コーヒーとサラダにサンドイッチといったシンプルなメニューでも
朝ごはんを食べたという気にさせてくれるのがいい。
 ささやかな幸せで、一日をスタートできる朝ごはんはいい。 

読みたい本は、「納得の老後」

今週のお題「読みたい本」

 

 最近は、老化で細かい字を読むのが苦手で、本を読まずに雑誌や
ウェッブの記事ばかりの生活なのだが、今週のお題に刺激されて、本
を読もうと思っている。

 表題に掲げた「納得の老後」は、岩波新書なのだが、2014年に出
たものなので、絶版になっている。ただ、岩波新書なので、図書館には
多く収められていると思う。
 私は、近所の図書館で借りることにした。

 何でこの本を読もうと思ったのかというと、自分が老化したということ
もあるが、最近親しい人が亡くなることが多く、また、自分の母親が衰
えてきている中で、どのような老後を過ごさせてあげればいいのかを考え
たいと思ったからである。

 実は、著者の村上紀美子さんは、今年の4月24日にガンで亡くな
られてしまった。まだ、70歳なので若過ぎる死だと思う。
 去年見かけた時は元気だったし、9月には海外へ出かけたり、正月
に子供さんに料理を振舞ったりしていたということなので、本人も想定
外のことだったろう。
 3か月の闘病生活の最後には、自分の手を自分で洗えなくなると
は想像していなかったとFacebookへ書き残している。

 長く医療の現場を見て、最後は日本の在宅ケアのすばらしさを日々
感じていると書き残しているが、この本を書いた時は10年後の自分の
姿は想像しておらず、むしろ自分の親の介護を想定していたものと思う
のだが、人は皆思い通りの終末を迎えられるとは限らない。
 どのような老後がベストということは言えないが、どのような最後を迎
えようとも、心の準備と身辺の整理を常に心がけておくことが、必要な
のではないかと、自分で思うようになっている。

 村上さんの資料は、NPO法人白十字在宅ボランティアの会にあるの
で、関心のある方はご覧ください。
 Facebookの最後のメッセージは、サウンドオブミュージックにある
「Climb every mounntain」の歌詞をみなさんに贈るとあった。
 私も大好きな曲だが、夢と希望をもって日々生きていくことが大事
だと改めて思うのだ。

「納得の老後」 日欧在宅ケア探訪  村上紀美子 著
岩波新書(新赤版)1489

明治の果汁グミ パイナップルが好き

今週のお題「好きなグミ」

 

 グミはめったに食べないので、好きなグミと言っても限られる。
 我が家の場合、観光で旅行する場合は、お菓子の調達が必須で、
その中にグミも含まれるのだが、今月久しぶりに1泊旅行したため、グミ
を買うことになった。

 時間が限られていたこともあり、お菓子の調達はコンビニで済ませた
のだが、見ると最近は多くの種類のグミがある。
 いろいろ目移りしたのだが、結局のところ買ったのは、昔からあって食
べたことのある明治の果汁グミだった。

 昔、初めてこのグミを食べた時は、不思議な食感だと思ったが、飴の
ように甘くなく、歯に絡むこともなかったので、一度で気に入った。
 果汁グミは、定番のものと季節限定のものがあり、今回買ったのは、
温州みかんとマスカットだった。他にはぶどうとダークチェリーもあったのだが
全種類買うわけにはいかないので、この2つにした。
 ダークチェリーは季節限定なのだが、我が家ではサクランボを食べると、
お腹をこわすという迷信がはびこっているため、選択から漏れた。
 普通のぶどうとマスカットは、どちらにしようかと思ったが、たまに食べる
ならマスカットかなということになった。

 季節限定かどうかは知らないが、私の好きなグミはパイナップルで、味
だけでなく、色と形が気に入っている。
 ぶどうだとブドウの形と色がついているのだが、黄色のグミでパイナップル
の形をしていると、パイナップルをカットしてもってきたような錯覚をする。
 おそらく、果物の中でもパイナップルは好きなのだが、買ってみると意外に
甘くておいしいパイナップルに当たらなかったため、グミが一際おいしく感じた
ということだと思う。

 最近は、台湾産やデルモンテのハニー・グロウのように甘いパイナップル
が出てきているので、うれしいのだが、残念なことにグミのパイナップルは
定番商品ではないようで、たまにしかお目にかかれない。
 私としては、定番でない商品でも、期間を明示して販売してくれること
を切に願っている。

 

傘もいろいろあるけれど

今週のお題「レイングッズ」

 

 レイングッズと言われて、真っ先におもい浮かぶのは傘、今まで
何本の傘を買ってきたかと思う。家の傘立てには、使わない傘も
含めて何本も入っているし、折り畳みの傘も何本も持っている。

 国によっては、傘を差さないでコートやレインハットなどで済ませ
ることもあるようだが、私は雨の日は傘を差すし、雨が降りそうな
時は、折り畳み傘を必ず持参する。
 そして、少しでも雨粒が顔や手に当たるような時は、傘を差す
のだが、街を歩いているとその程度では傘を差さない人も多い。
 私自身は、自分を「張り子のトラだから」と言って、傘を差して
いるのだが、傍からみるとおかしいかもしれない。


 傘を持たずに急な雨に合うこともあるので、そのためコンビニで
買ったビニール傘が何本もたまってしまう。
 一部は車のトランクに放り込んで、急な雨に供えてあるのだが
余ってしまう。
 ただ、傘を持たずに来た家族に、持たせてやることもあるので、
どうにも始末できなくなっているわけではない。

 ビニール傘といっても、最近のものは品質が良くなって、昔のよう
に、少し風が強いと折れたりするようなことはなく、ビニールの材質
もよくなったため、減らないという面もある。
 ビニール傘は、さすと明るいので気分が明るくなり、耐久性がよ
ければ常用してもいいと思う。
 選挙用に使われるビニール傘は、かなり高価で、風が吹いても
ひっくりかえることがないという。

AIについて思う

 

 ChatGPTが出て、AIの利用が広がったことで、様々な議論が沸き起
こっている。
 これまで、電気製品などでAIをうたうものは、AIかどうか疑わしいもの
が多かったが、ChatGPTは対話型で質問に答えてくれるので、あたかも
相手がいるように感じさせてくれるため、AIを実感することができる。
 とは言え、相手が見えないので、本当にAIが答えているのかを確認
する術もないのだが、タダで質問に答えてくれたり、翻訳作業をやってく
れたりするのだから、使わない手はないと思うのも無理はない。


 AIという言葉が出てから、ここまで来るのに結構時間がかかったとも
言えるし、もうここまで出来るようになったのかという人もいるだろう。
 機械で、人間のように推論するということができないかという課題は、
私が学生の頃からあったのだが、そのための学習メカニズムや推論方法
とバックにあるデータの整備などに課題があり、さらにデータ量が多くなれ
ばなるほど、膨大な計算量が出てくるので、昔のハードの処理能力では
簡単なロジックしか作れなかった。
 それが、家電のAI的なものと言ってもおかしくないだろう。


 ChatGPTは、自然言語のスタイルで質問と回答が行われるため、あた
かも人工知能を持つマシンが答えてくれるように見えるのがミソだが、一方
で回答のベースになる知識をどこから持ってきているのかが不透明だ。
 一説では、インターネット上に溢れるデータを貯め込んで、編集解析して
いるとも言われているが、基になるデータの信頼性がどの程度高いのか、
サービス提供会社は説明していない。
 AIは、ベースになるデータと推論、深層学習などのロジックが核になる
と思うのだが、そのどちらもオープンになっていないので、妥当性の検証が
できていない。

 現在の利用者は、ネット上の検索結果と同様に、回答については間
違っていることもあるという前提で使うしかないのだ。


 行政や会社で、積極的に利用しようという動きがあるが、機能を限定
して使うのであれば、生産性を高めることができると思う。
 一方で、入力データについてのセキュリティを利用者の節度に求めるよう
では、セキュリティレベルの維持はできないと思う。
 従って、一部の企業のように、社内に蓄積されたデータを使い、社内に
限定したデータベースとアプリでセキュリティを確保しながら使うというやり方
はいいと思う。

 一般の個人が、従来の検索の延長上で使うのであれば、それほど問題
ないかもしれないが、学生や個人がレポートなどの著作物を作るような場合
は、データソースが明確でないのと、オリジナリティが無くなる懸念があるので、
注意がいると思う。


 個人的には、サービスを提供するのはいいが、その結果による社会的、
倫理的な問題を考慮せずに、サービスを先行してしまったのはいかがなもの
かと思う。
 企業は、利益を追求するためにサービスをいち早く提供して、市場占有
するという行動に出るのだが、法的・制度的な面での整備は、企業の対象
範囲外なので、抜け駆けすることが往々にしてある。
 その結果として社会的な混乱が生じることは避けがたいと思う。

 新しいサービスを擁護する人は、多少の問題があっても、実際に使ってみ
ないとわからないし、問題が出れば後から修正すればいい位に考えているの
だが、実際のところは後から修正するのが難しいということも多い。


 ネット上のSNSサービスも、利用者が爆発的に広がってしまった後で、規制
をすると言っても、誰がそれに従うのか、サービス提供者がビジネスモデルを壊
してまで従うのかといった問題に直面している。
 AIの利用についても、プラスマイナス両面があり、サービスの中味がブラック
ボックスで、サービス提供者の自主規制に依存するのは危険だと思う。

 SNSサービスのフェークニュースですら、まともに対応できないのだから、AIに
よる加工が入ったフェークニユースは、もっと難しくなるのではないだろうか。
 そういう意味で、利用に当たっては、個人の倫理観に依存するのでなく、
システム的なガードを厳しくかけて、法規制するようにするべきだと思う。

 現代は、性善説で規制できるような時代でなくなっているという認識なの
で、きちんとした基準を作り、規制を行わないと、混乱が拡大していくと思う。
 AIはビジネスチャンスでもあり、ビジネスクライシスでもあると思った方がいい
ので、浮かれることなく全体を見極めて行動してもらいたい。

日本の防衛論議に欠けているもの

 

 防衛問題については、基地先制攻撃やら防衛費の増額の
財源やらといろいろな議論があるようだが、私が前から疑問に
思っているのは、本当に皆がわかって議論しているのだろうかとい
うことだ。
 一部の防衛族の人間を中心とした議論に、全体が巻き込ま
れ、ウクライナ情勢や北朝鮮のミサイル発射で、世論も敏感にな
っていることもあって、それに乗った報道が多いような気がする。

 日本の防衛を考える上での出発点は、「何を何から守るのか」
という点ではないかと思う。
 よく、「国民の命とくらしを守る」といったことを言われるが、これ
はスローガンであって、具体性がない。
 陸上イージスの設置が問題になった時も思ったが、日本全体
で2基地を作るだけで、何を守ろうとしているのだろうかと。

 ミサイル攻撃があるかもしれないという想定自体はいいとしても、
どこが攻撃された場合に、どのようにして守るのか。
 敵基地攻撃能力といっても、どの時点で判断し、実際にどこを
どのように攻撃すれば有効なのかということがハッキリ示されている
とは言えない。
 防衛もセキュリティの一分野と考えれば、セキュリティ対策に
完璧というものはないし、費用対効果を考えないと無制限に費用
をかけることはできないと思う。
 そういった前提なしで、財源の議論をしているのは滑稽としか言
いようがないのではないか。

 よく言われるGDP比で2%といったことも、特に根拠があるわけで
はなく、政治的な思惑でしかない。
 具体的な防衛の内容がなく、全体の数字だけが先行するとい
うことで、本当に防衛力が強化できるのだろうか。
 自衛隊に限らず、人手不足や兵站が不足するような状況が
国全体で見られるような状況で、本質的な議論が置き去りにされ
ているのは、憲法改正とかLGBTQへの対応でも見られると思う。

 ミサイルは飛んで来ていないが、実際にはサイバー攻撃や情報
戦が既に行われてきているのだが、そういったものへの対応も遅れて
いるし、間接的にはエネルギーや資源の戦略も防衛に資する。
 経済安全保障も数年前から言われてきているが、そういったもの
も含めてトータルでの防衛議論がされていない。
 失われた30年を見て思うが、トータルかつ長期的な視野で国力
を高めるという姿勢が、わが国は不足しているのではないだろうか。

 防衛論議をするには、本質的なことを含めた総括を行い、専門
家だけでなく、ふつうの国民にもわかるレベルで議論ができる基盤
作りをするべきだろう。

おとなになるって何なのだろう?

今週のお題「おとなになったら」

 

 子供の時は、早くおとなになって好きなことをしたいと思っていた。
正月には、ポートワインを飲ませてもらい酔っ払い、お酒とはこんな
ものかと感じたりはしたが、おとなを意識したわけではない。
 中学生になると、電車やバスで料金だけ大人料金になったが、
それでおとなになったと感じたわけではない。
 生物的には、射精が始まり、おとなになる準備ができてはいても
精神的にはそれがどのような意味を持つか考えていなかった。
 高校生になると、親に隠れて酒やタバコをやってみたものの、これ
でおとなになったと感じたわけではない。

 大学生になったら、より自由になった。本来は二十歳からのはず
だが、コンパで酒を飲むのは普通だし、アルバイトで収入を得ること
で、社会と接すると共に、経済面でも楽になったが、それでおとなに
なったというよりは、モラトリアムを楽しんでいたような風もある。
 おとなというよりは、おとなとこどもの中間の「こどな」という感じが
高校生の時から続いていた。

 就職して社会人になったら、十分おとなと言えるのだが、暫くは
生活をするのがやっとで、経済的には自立したものの、精神的には
自立したおとなになった感じではなかった。
 何年かして、仕事にも自信がつき、これから先、組織の中で生き
ていけると感じた時が「おとな」になったということなのだろうか。

 さらに、結婚して子供ができるということで、始めて生物的な意味
でのおとなを感じると共に、子供を育てる責任と成長の楽しみを感じ
るようになった。
 人生をどのように生きるかは、人それぞれなので、結婚をしようが
しまいがどうでもいいのだが、経済的な自立と精神的な自立をする
ことがおとなの必要条件な気がする。

 格差社会ではあるが、「おとな」になるのであれば、経済的な自立
と精神的な自立が可能な社会であって欲しいし、それに加えて僅か
でも夢と楽しみが味わえるゆとりが欲しいものだと思う。