そうめんは我が家の定番

今週のお題「そうめん」

 

 我が家では、夏になるとそうめんの出番が増えてくる。
もう既に、何回かそうめんが夕食のメインになった。
 何故、そうめんの出番が増えたかというと、知り合い
のところから、そうめんを購入するためである。
 先方は、親戚が九州の島原でそうめんを作っているため
斡旋を始めたのだが、既に何十年も続くと毎夏の恒例行事
で、そろそろそうめんの注文伺いが来るかなと思ってしま
う。


 そうめんと言うと、三輪素麺とか播州素麺が有名だが、
島原素麺も食べてみると悪くない。それもその筈、かつて
三輪素麺として出荷されていたこともあるらしい。
 そうめんは、茹でた後に冷たい水にさらすと風味が良く
なるのは、そばと同じで、早めに食べた方がよい。
 そばは、もりそばがあるので、そばだけで食べることも
あるが、そうめんには付け合わせが欲しくなる。
 我が家では、油揚げの煮付け、きゅうりの千切り、卵焼
きの細切り、天婦羅などが多いが、暑い日の夕はさっぱり
したものがいいので、細ねぎ、しそ、生姜などの薬味だけ
ということもある。


 そば同様に、そうめんもつゆの好みがあると思う。最近
は創味のそうめんつゆで食べることが多いが、キッコーマ
ンなどのつゆもおいしいと思う。
 メーカーの違いもあるが、そうめんの場合は水分が多く
残っているので、つゆが薄まってしまうので、早めにつゆ
を替えていった方がおいしく食べられるように思う。
 ただ、おいしいと食べ過ぎてしまうのが悩みの種になる。


 最近は少なくなったが、大量に注文してしまうと、一シ
ーズンでは食べきれなくて、残ってしまうことがある。
 翌年に、注文取りをされて、結構残っていることがある
のに気付くと、まず旧年ものから消化していくことになる。
 旧年ものがまずいということはないのだが、優先的に消
費するためには、単に茹でて食べるのでなく、アレンジし
たレシピを考えるようになる。


 今はクックパッドなどで、レシピを探すのは簡単なので、
興味がそそられるものを作ってみようという気になるが、
昔は自分で工夫して食べてみて、これがいいとか悪いとか
言ったものだ。
 そうめんを炒めてチャンプルーのようにするとか、冷製
パスタのようにトマトとオリーブオイルを加えてみたりと
か、塩ラーメン的なものにしたり、パスタソースと混ぜて
みたりいろいろやってみた。
 結構それなりにおいしく食べられて、小麦が原料の麺は
親戚のようなものだから、それほど違和感がなかった。


 今は、麺そのものをアレンジするのでなく、付け合わせ
になる何か一品を作るといったように、進化してきている
ので、暑い日はご飯よりそうめんがいいと思うようになっ
た気がする。
 ラーメンとカレーライスは国民食だそうだが、そうめん
もアレンジがきくという点で、我が家では国民食に近い定
番になっている。さあ、今日は何と一緒に食べようか。