冬はフットボール

今週のお題「冬のスポーツ」

 

 開催中のオリンピックを見てもわかるように、
冬のスポーツと言えばスキーとスケートが代表
で、昔は私もやったものだ。
 雪国ならば、スキーは子供の頃からやってい
るだろうが、雪のない地方は、スケートの方が
取っ付きやすいかもしれない。
 赤坂とか六本木で簡易なリンクを作って、楽
しんでいるのを見ていると、子供ならやってみ
たくなるのも無理はない。

 最初は氷の上に立つのもやっとなのが、壁に
伝いながらも一周できるようになり、体重移動
で滑る感じがつかめると、手を引いてもらった
りして、スケートらしくなってくる。
 自分1人で滑るようになると、止まり方や方
向を変えることを覚えないといけない。
 車でもそうだが、早く走れても思うように止
まれないと怖くて仕方ない。
 子供は呑み込みが早いので、少し練習すると
思い思いに滑るようになるが、スピンのような
技術になると本格的に習う必要があるので、親
や本人が熱心でないと続かないと思う。

 昔は、スケートリンクも結構あったが、維持
費がかかるので、閉鎖されるところも増えてい
るようだ。
 フィギアスケートで、次から次と有望な選手
が出てくるのは素晴らしいなと思うが、年々練
習環境が悪くなっているのが懸念される。
 

 私自身は、遊びでスケートやスキーはしてい
たが、メインはサッカーだったので、冬という
フットボールという印象が強い。
 野球は、日本シリーズが終わると一区切りと
いう感じになるが、サッカーもラグビーも冬に
大きな大会があるので、寒さに負けず頑張ると
いうことになる。
 剣道のように冬に寒稽古をするといったスポ
ーツもあるが、サッカーもラグビーも、最初は
寒くても、少し動くと汗だくになることが多い
ので、夏より冬の方が適しているのではと思う
ことがある。


 今では、自分ですることはなくなったが、見
るだけでも十分で、全日本大学サッカー選手権
天皇杯全日本サッカー選手権、全国高校サッカ
ー選手権のほか、ラグビーも全国高校大会、全
国大学選手権などが開催されて、冬はフットボ
ールというイメージが強い。
 サッカーは国立競技場、ラグビー秩父宮
グビー場という聖地があったが、オリンピック
の開催でその姿を変えてしまった。
 今後は、何処でどのように開催されるのかは
分からないが、冬にフットボールが開催される
のは変わらないのではないだろうか。


 昔は、寒風吹きすさぶなか、冬枯れの芝や土
のグランドで泥まみれになってやっていたもの
だが、今や芝の青々としたグランドでできるよ
うになった。
 Jリーグトップリーグができて、レベルも
上がり、見る側の楽しみも増してきているのは
何よりだ。
 ワールドカップの予選もまだ残っているので、
日本代表には寒さに負けず頑張ってもらいたい。